煮込み・そぼろ・テールスープ♪種類豊富！
唐突に「美味しい牛肉食べたくない？」と親に言われて「焼肉でも行く？」と返すと母が箱に入ったお肉を見せてきました。
父に内緒で購入したそうなのですが、松坂牛やまとのサーロインステーキ２００ｇ三枚で４０．０００円と言われてもあまりピンときませんでした。
美味しいんだろうなとは思ったのですが、父と母の離婚の話をその時にされて、ゲンナリしました。
その日に食べた、お肉の味は覚えていないのですが、その後、余った１枚を母が焼いてくれたので、食べたのですが、冷凍にしてあったとはいえ、柔らかくて本当に美味しかったです。
色々とゴタゴタしていたのですが、母なりの離婚祝いだったのだそうです。
家にあまり帰ってこない父だったのですが、私の前では至って普通の関係の夫婦に見えていたので、とても驚きましたし、祝いたいぐらい嫌い合っていたのかと萎えてしまいました。
後日、父とはお店でご飯を食べたのですが、その時に「実は新しい家族がいる」と告白されて、またごはんの味を覚えていませんでした。
何故うちの家族は大事な話をする時に美味しい物を食べるのかと心底怨みましたし、自分の繊細さにも萎えてしまいました。
そのことを母に愚痴ると「離婚したけど、あんたの父親であることは変わりない」と言われて、もう気にしていないのだなと受け入れることにしました。
それから、環境は大分変わりましたが、母はたまに「あの時のお肉買ったのよ」とまた振る舞ってくれているのですが、結構複雑な気持ちです。気にしていたのは自分だけなのかと思いましたし、自分以外は楽しい話題だったのかと思いました。
松坂牛やまとの肉は、本気で美味しかったですし、食卓が豪華になったのも嬉しいのですが、お肉を食べる度に複雑な気分になりますね。